お嬢様の秘密
......あれ?


私.......まだ生きてたの?


殺したいなら殺せばいいじゃない....。


私に何をさせようとしてるの?





で、いったい今はいつ?


「あら?まだ生きてたの?」


「誰?」


「私が小学生の時の監禁事件の犯人よ。」


「安田……美穂さん?」


「さんづけしてくれるのね。そりゃそうか。私はあなたより5つ上なんですもんね。」


じゃ、あの時6年生……。


「私の家族は真理亜様に救われてるの。だから、年齢なんて関係ないのよ。真理亜様に協力出来れば。」


「協力出来ればなんでもするって言うの?」


「世の中人助けよ。」


「こんなのは人助けにはならない!」


「そんな綺麗事。聞き飽きた。」


美穂さんはトレイを私の前においた。


「これを食べなさい。」


殺す気なら毒が入ってるんじゃ....。


「毒はないわよ。これは約束する。あなたを殺すなって命令が出てるから。」


え?どういうこと?


「そんなに殺して欲しいならすぐにでも葬り去ってあげるわよ。」


「そんなことしなくていい。約束したから。ねぇ。私の所持品は?」


「約束ね....。見込みもないのにくだらない。あんたの所持品?要らないから返すわ。」


ポーンと放り投げられた。


ーガチャ
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