お嬢様の秘密
「探してみるか....。みんな捜すの手伝って。」


「りい、俺はいいけどあくまで捜すのはユリだろ。」


「もちろん探すのはユリよ。何年探しても見つからないゴールド宮を探すなんてトレンジャーゲームをやるようなものね。」


クスッと笑って莉依紗様はみんなを見回した。


それに応えるようにみんなはうなずいた。


「ありがとう。だけどあくまでこの学園は広いから。今は3時....。何とかなるか!

夏菜と梶原、恵梨香と私、吉崎と葵。でいいわよね。」


「俺は?」


「大樹は上空を調べてほしいの。国松はヘリを運転できるから。竜也はここで待機。

いい?何かあったら竜也に報告すること。竜也はそれを確認したらみんなにまわしてね。」


「かしこまりました。」


「なにか質問はある?」


「奥様....。私は?」


「あっ....。ゴメン、玲央忘れてた....。学園の中心にあるフラワーガーデンに立ってて。」


「かしこまりました。」


「他には何か?」


みんなはないみたいだ。


「いいわね....。じゃあ行動開始!」


ユリ。


必ず見つけてやるからな。


お前に言いたいことがあるからな。







待ってろよ.....。






-葵side end-


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