お嬢様の秘密
「話すべきかしら?あのこと……。」


「それはあの方に聞いてみないと……。」


今私たちがいるのは防音された部屋。


執事は外で待機させた。


「大樹お義兄様のことはどうするの?……そういえばいないんだね。今…。」


「仕事行った。」


お義父様に呼び出されたらしい。


ープチッ


勝手にパソコンがついた。


「莉依紗?おぉ、沙那もか。」


そう。


この学園のパソコンでお義父様とTVチャットしてるのだ。


画面にお父様の顔がめいいっぱいに映し出される。

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