お嬢様の秘密
-莉依紗side-


新年度まであと少しか.......。


生徒は普通に授業があるが、今日は入試が行われた。


この学校は親のコネで入ると勘違いされる。


決してそんなことはない。


日本有数の難関校としても名を広めている。


そしてちょっと特殊。


優等生であれば---億円という授業料はいっさい無償だが、少しでも落とすと莫大な授業料を払うことになる。


一般人は破産しないような学費に設定してるけど、授業や行事はかなり特殊だからやっぱり学費は高い。


入ってくるのは玉の輿狙いの生徒が多いみたい。





しかし....。


今年はなぜか受験生が多くて....。


ここは小学校、中学校、高校とほぼ全てある。


推薦は一切なし。


なのになぜ受験生が多かったのかしら?


久しぶりにデスクワークに追われることとなってしまった。


「学園長様!」


私は今久しぶりに職員室にいた。


入試のときぐらいしか来ないわね。


「何?」


安藤先生が来た。


ユリたちの一応担任である。


「進級する学年のクラス分けを...。」


「ありがとう。」


可愛い感じだが何かやつれて見える。
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