お嬢様の秘密
翌日。


私たち3人は校長室に呼び出された。


「君たち....。こんな二度とないことをする生徒を他の学校へ移したくはないんが...。秋本の親がな....。」


「うちの母が何か?」


「いや。じゃあとりあえずこれ。手続きはしてあるということを確認する書類を渡すだけだから。」


だったら直接担任からもらえばよかった....。


教室から校長室まで廊下走っても5分はかかるのに....。



3人で廊下に出た。


「今日の授業さぼろうぜ。どうせ.....」


玲央が言いかけた時....。


「ねぇ!玲央様って転校するの?」


「えぇー!いや!寂しくなる!」


.......。


私と夏菜は固まってしまった。


「ねぇ?玲央がここまで人気だったとは思わなかったね。」


「ユリは焼いたりしないの?」


「何に?」


「.....。」


「どうしたの?」


「いや。天然だなって思ったの。」


私は夏菜が言っていることが理解できなかった。


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