お嬢様の秘密
やっと校舎に入った。
まず目についたのが、高い天井でキラキラと輝くシャンデリア。
どっかのお屋敷か!?ってくらい。
玄関だけでもホールみたいな広さを誇る。
「なんかユリん家に似てる....。」
絶対に絶対にそんなことはない。
しばし見とれているとローゼ様がいらっしゃった。
「いらっしゃい。裃へ。」
「さすが.....って感じです!」
「そう?もう見なれたからそんな感想は新鮮だわ。」
微笑みながら答えてくれた。
「あぁ。ちょっと言っておきたいことがあるのだけれど、今良いかしら?この学園内では.....」
「シルバー。そうお呼びすればよろしいのでしょう?」
「玲央。あなたは知っていたわね。そうよ。この学園の周りには数多く薔薇が咲いているから‘ローゼ様’なんて呼ばれてるけど...。」
庶民の考えは分からないというように手をヒラヒラ振る。
「わかりました。でも、そんな呼び名があるなんて、はじめて知りました。」
「そうなの?まあ....。この学園の人はみんなちゃんと私のことを呼んでいたから、こっちの名も知っているのかと思ったわ。国松。後はよろしく。」
「かしこまりました。」
国松さんに用事を言いつけるとローゼ様、いや、シルバー様は去っていった。
「では、教室にご案内いたします。」
私はちょっと緊張しながら国松さんの後をついていった。
夏菜たちはそうでもないみたいだけど....。
まず目についたのが、高い天井でキラキラと輝くシャンデリア。
どっかのお屋敷か!?ってくらい。
玄関だけでもホールみたいな広さを誇る。
「なんかユリん家に似てる....。」
絶対に絶対にそんなことはない。
しばし見とれているとローゼ様がいらっしゃった。
「いらっしゃい。裃へ。」
「さすが.....って感じです!」
「そう?もう見なれたからそんな感想は新鮮だわ。」
微笑みながら答えてくれた。
「あぁ。ちょっと言っておきたいことがあるのだけれど、今良いかしら?この学園内では.....」
「シルバー。そうお呼びすればよろしいのでしょう?」
「玲央。あなたは知っていたわね。そうよ。この学園の周りには数多く薔薇が咲いているから‘ローゼ様’なんて呼ばれてるけど...。」
庶民の考えは分からないというように手をヒラヒラ振る。
「わかりました。でも、そんな呼び名があるなんて、はじめて知りました。」
「そうなの?まあ....。この学園の人はみんなちゃんと私のことを呼んでいたから、こっちの名も知っているのかと思ったわ。国松。後はよろしく。」
「かしこまりました。」
国松さんに用事を言いつけるとローゼ様、いや、シルバー様は去っていった。
「では、教室にご案内いたします。」
私はちょっと緊張しながら国松さんの後をついていった。
夏菜たちはそうでもないみたいだけど....。