お嬢様の秘密
part3☆
玲央の家
不気味な黒いバラは7月に入ったとたん、届けられなくなった。
「...。それも何か不気味ね....。」
「でもなくなったから良かったって思ってるよ。だってなんか寝られなくなったんだもん。」
「頼りになれなくてゴメンね。」
「気にしないで!」
ちょうどその時、担任の安藤先生が入ってきた。
「おはようございます。」
「もうそんな時間なんだ。」
夏菜はそう言って隣の席に座った。
私は何気に部屋を見渡すと、ひとつ空いた席があった。
誰の席だろう?
あとで聞いてみよっと。
「ユリさん?聞いてますか?」
ぼーっとしていると思われたのか、安藤先生が声をかけてきた。
「えっ.....?あっ....はい。」
全然聞いてなかった....。
「まあいいわ。それではホームルームは終わりにします。皆さん授業に行ってください。」
先生は出ていった。
「夏菜?さっきの何の話?」
「えっとね....。学園祭についての。」
そういえばこの時期にあるって聞いたことあったな。
「で?」
「内容を話せって?面倒だから、桜井に頼んで?」
「その手があったか....。じゃあ後でいいよね。」
学園祭かぁ…。
何するんだろ?と考えていた時。
-ピロン
メールだ。
誰?
えーっと.....高澤くん?
「誰?」
夏菜が心配そうに私の顔を覗き込む。
「高澤くん。」
“俺の部屋に来い。今から。”
なんで??
だから男子フロアは入れないって!!
“もし来なかったら、俺と2人で会ったこと全校にばらすぞ?”
え....。
それだけは.....。
“.....わかった。できるだけ早く行きます。”
はぁ。
お嬢様達に言われたら後が恐いし。
仕方なくだよ仕方なく。
「夏菜....。」
「わかった。私は大丈夫よ。玲央がいるから。」
何も言わずに察してくれた。
夏菜に心でお礼を言いながら、後ろにいた桜井のところに行った。
「桜井。私、ちょっと授業休むね。寮に戻るから。」
「かしこまりました。」
そっと耳打ちし、急いで校舎を出た。
「...。それも何か不気味ね....。」
「でもなくなったから良かったって思ってるよ。だってなんか寝られなくなったんだもん。」
「頼りになれなくてゴメンね。」
「気にしないで!」
ちょうどその時、担任の安藤先生が入ってきた。
「おはようございます。」
「もうそんな時間なんだ。」
夏菜はそう言って隣の席に座った。
私は何気に部屋を見渡すと、ひとつ空いた席があった。
誰の席だろう?
あとで聞いてみよっと。
「ユリさん?聞いてますか?」
ぼーっとしていると思われたのか、安藤先生が声をかけてきた。
「えっ.....?あっ....はい。」
全然聞いてなかった....。
「まあいいわ。それではホームルームは終わりにします。皆さん授業に行ってください。」
先生は出ていった。
「夏菜?さっきの何の話?」
「えっとね....。学園祭についての。」
そういえばこの時期にあるって聞いたことあったな。
「で?」
「内容を話せって?面倒だから、桜井に頼んで?」
「その手があったか....。じゃあ後でいいよね。」
学園祭かぁ…。
何するんだろ?と考えていた時。
-ピロン
メールだ。
誰?
えーっと.....高澤くん?
「誰?」
夏菜が心配そうに私の顔を覗き込む。
「高澤くん。」
“俺の部屋に来い。今から。”
なんで??
だから男子フロアは入れないって!!
“もし来なかったら、俺と2人で会ったこと全校にばらすぞ?”
え....。
それだけは.....。
“.....わかった。できるだけ早く行きます。”
はぁ。
お嬢様達に言われたら後が恐いし。
仕方なくだよ仕方なく。
「夏菜....。」
「わかった。私は大丈夫よ。玲央がいるから。」
何も言わずに察してくれた。
夏菜に心でお礼を言いながら、後ろにいた桜井のところに行った。
「桜井。私、ちょっと授業休むね。寮に戻るから。」
「かしこまりました。」
そっと耳打ちし、急いで校舎を出た。