Rain 2
『なんで俺…あの…もしかしてほんまに俺と付き合ってたんですか?』
聖夜は不安そうにあたしにそう聞いた。
あたしは自分の携帯の裏に張ってあった聖夜とのプリクラを黙って見せた。
“結婚します”
プリクラに書かれてある文字を見て、聖夜は固まっていた。
『俺の字や…』
そう。
それは聖夜が書いてんから…。
あたしは心の中でそう思った。
赤ちゃんができたって分かった時、あたし達は幸せになれる、そう確信してた。
そんな暖かい気持ちの日に偶然見つけたプリクラの機械で二人で撮ったんだよね…。
あほみたいに笑ったあたしと聖夜が写ってる。
幸せで幸せでこんなに幸せでいいのかってこの時思ってた。
でも、聖夜とあたしとお腹の中にいた赤ちゃん…
もうそれぞれがバラバラになってしまった。
聖夜は不安そうにあたしにそう聞いた。
あたしは自分の携帯の裏に張ってあった聖夜とのプリクラを黙って見せた。
“結婚します”
プリクラに書かれてある文字を見て、聖夜は固まっていた。
『俺の字や…』
そう。
それは聖夜が書いてんから…。
あたしは心の中でそう思った。
赤ちゃんができたって分かった時、あたし達は幸せになれる、そう確信してた。
そんな暖かい気持ちの日に偶然見つけたプリクラの機械で二人で撮ったんだよね…。
あほみたいに笑ったあたしと聖夜が写ってる。
幸せで幸せでこんなに幸せでいいのかってこの時思ってた。
でも、聖夜とあたしとお腹の中にいた赤ちゃん…
もうそれぞれがバラバラになってしまった。