Rain 2
『ほんまやね。世の中いいことなんて全然ない。生きててしんどくなる時あるもん』
意外な言葉にあたしは看護婦さんをジッと見てしまった。
『看護婦さんもそんなん思うことあるんや…』
『あるある!私なんか結婚詐欺みたいなことされたんやから。看護婦やってるとお金使わんから貯金も貯まるねんけどね。コツコツ貯めてた600万近いお金、一気になくなったよ』
『取られたんですか?』
『違う違う(笑)まぁ私もあほやったんやけどね。ホストにはまって貢いでた…みたいな。笑うやろ』
千春さんはそう言って笑ってた。
でもあたしは首を横に振った。笑えるわけない。
『彼女やと思ってたし結婚しようって言ってたのに…そいつが見てたのは私のお金だけやったわ』
『最低ですね…』
『そうやろ?でも私騙されてるって気付くのが遅かったから…。貯金全部なくなるまで分からんかった。でね、私もうお金ないからって言ったらそいつ私に稼げる仕事紹介するでって言ってきてん』
風俗だ…
なんとなくそう思った。
意外な言葉にあたしは看護婦さんをジッと見てしまった。
『看護婦さんもそんなん思うことあるんや…』
『あるある!私なんか結婚詐欺みたいなことされたんやから。看護婦やってるとお金使わんから貯金も貯まるねんけどね。コツコツ貯めてた600万近いお金、一気になくなったよ』
『取られたんですか?』
『違う違う(笑)まぁ私もあほやったんやけどね。ホストにはまって貢いでた…みたいな。笑うやろ』
千春さんはそう言って笑ってた。
でもあたしは首を横に振った。笑えるわけない。
『彼女やと思ってたし結婚しようって言ってたのに…そいつが見てたのは私のお金だけやったわ』
『最低ですね…』
『そうやろ?でも私騙されてるって気付くのが遅かったから…。貯金全部なくなるまで分からんかった。でね、私もうお金ないからって言ったらそいつ私に稼げる仕事紹介するでって言ってきてん』
風俗だ…
なんとなくそう思った。