輪廻恋愛
「憂美、憂美しっかりしろ!死ぬなよ憂美!お前は何にも悪くなかったんだ。お前を信じれなかった、俺が悪いんだ!」
「……」
憂美は返事をしない。
「頼むから死なないでくれよ!!約束したじゃねえか…俺が護るって……」
それでも憂美は優人に声に反応しなかった。
───ドサッ。
近くで何かが落ちた音がした。
近くに人がいる、そう悟ったのか優人は向こう側に叫んだ。
「だれか…そこにいるのか?救急車を呼んでくれ!頼む。助けてくれ!!」
自分の幻聴か?それとも本当に人がいるのか。
そんなことはどうでも良かった。
とにかく助けがほしかった。