輝く星の下で
ひとときの安らぎ
「ここ、俺の部屋」
305<斎藤>
斎藤っていうんだ。
1日だけでもお世話になる人の名前だから、
ちゃんと覚えておこう。
斎藤 湊
今時、めずらしい他人にも優しい人。
部屋に入るとリビングにキッチン。
リビングに隣あって和室。
もう一つドアがあるのは、きっと湊の寝室だろう。
1人暮らしに2LDKは広いだろ…
「お前、和室で布団敷いて寝ろな。」
「うん。」
「じゃ、俺もう寝るから。」
そう言って湊は寝室に入っていった。