*永遠愛*
「そんな事ないよ!!俺なんて親のこねだもん。努力して働いてる奴らの方がずっと凄いよ!!…えっと…○○町って確かこの辺りだよね!?」



そぉこぉしてるうちに近所まで来ていた。



『あっはい!!そこの公園のとこで結構です。』


そう言うと彼は公園の前で車を停止させた。


『ありがとうございました!!本当に助かりました!!』


「大丈夫?玄関まで行こうか?」


『いえ、本当にすぐそこなんで!!』


「そう?気をつけて帰りなよ!!」


『本当にありがとうございました!!』



バタンッ!!


私は車を降り、ドアを閉めながらお礼を言った。


そして彼は


ププッ!!


とクラクションを鳴らして帰って行った。



私は見送った後、まだ痛む右足を引き摺りながら家まで歩き、玄関を開けた。



『ただいま〜』
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