*永遠愛*
そして俺は運転席に乗り込んだ。
「えーっと○○町だっけ?」
『…はい。すいません…』
俺はちょっと密かに気になっていた事を聞いてみた。
「今日は何?パーティーでもあったの?」
『えっ!?』
彼女はビックリした顔をしている。
そんな会話してないのにいきなりそんな事聞かれたんだからビックリするのも無理はないだろう。
でも、その髪型は…不自然過ぎる…
「いや、君の頭…」
「…あっ!?今日は短大の卒業式だったんです。」
「あ〜ぁ、卒業式か。おめでとう!!って事は二十歳?」
『はい…』
「若いなぁ〜うらやましい〜俺なんて25だよ。四捨五入したら30…。あっ!!自己紹介遅れました。俺は野本樹。君は?」
『あっ私は…池内 愛…です。』
愛?
その名前に俺は少し反応してしまった。
「よっよろしく!!」
動揺を隠すかのように俺は少し笑ってみせた。
愛か…
なんか、今まで俺が出会ってきた女とは違う雰囲気の子だなぁ…
でも、どことなくあいつに似てる気がする…
そんな事を考えているとなんだか俺を見つめる視線に気付いた。
「何?」
『いや、あの〜えっと……あっ!!サラリーマンですよね!?』
「親父が経営してる会社で働いてるんだ。電器メーカーの企画部長。」
『その歳で部長!?お父さんの会社って事は…次期社長!?ですよね!?』
「う〜ん、いずれはそうなるだろうね。でもまだまだ親父は元気だし何十年も先の話だよ。」
『でも、すごいですよね〜』
俺が出会ってきた奴は俺がこの話をするとみんな同じような事を言う。
すごい!!
金持ち!!
中には苦労知らず!!なんて影で言われてた事もあった…
俺だって好きでやってる仕事じゃないのに…
うんざりだよ…
「えーっと○○町だっけ?」
『…はい。すいません…』
俺はちょっと密かに気になっていた事を聞いてみた。
「今日は何?パーティーでもあったの?」
『えっ!?』
彼女はビックリした顔をしている。
そんな会話してないのにいきなりそんな事聞かれたんだからビックリするのも無理はないだろう。
でも、その髪型は…不自然過ぎる…
「いや、君の頭…」
「…あっ!?今日は短大の卒業式だったんです。」
「あ〜ぁ、卒業式か。おめでとう!!って事は二十歳?」
『はい…』
「若いなぁ〜うらやましい〜俺なんて25だよ。四捨五入したら30…。あっ!!自己紹介遅れました。俺は野本樹。君は?」
『あっ私は…池内 愛…です。』
愛?
その名前に俺は少し反応してしまった。
「よっよろしく!!」
動揺を隠すかのように俺は少し笑ってみせた。
愛か…
なんか、今まで俺が出会ってきた女とは違う雰囲気の子だなぁ…
でも、どことなくあいつに似てる気がする…
そんな事を考えているとなんだか俺を見つめる視線に気付いた。
「何?」
『いや、あの〜えっと……あっ!!サラリーマンですよね!?』
「親父が経営してる会社で働いてるんだ。電器メーカーの企画部長。」
『その歳で部長!?お父さんの会社って事は…次期社長!?ですよね!?』
「う〜ん、いずれはそうなるだろうね。でもまだまだ親父は元気だし何十年も先の話だよ。」
『でも、すごいですよね〜』
俺が出会ってきた奴は俺がこの話をするとみんな同じような事を言う。
すごい!!
金持ち!!
中には苦労知らず!!なんて影で言われてた事もあった…
俺だって好きでやってる仕事じゃないのに…
うんざりだよ…