迷走ガール!!
「あの、ちょっとすみませんがさっき私が女の子がどーのって言いましたよね」
私はなぜか敬語になってた
「うん、言ったよ?朝からそれを言おうとしたら逃げられたし今のこの状態をみて決心が固まったんだっ」
「かほ、普通の女の子目指してみない?」
普通の女の子って何?私は性別上女って証明されてるのにそれだけじゃ女の子になれないの?
「いやいや今さら普通女の子って、19年自分と向き合ってきて普通なんて解らないよ…」
しかも、なんで人に変えられる必要があるの?私はこれが一番心地がいいのに…
「かほは、彼氏が欲しいって思わない?」
美那が口を開く
「うん、欲しいかも!猫夜叉とかね!」
「そーいうのじゃなくてっ現実だよ現実!」
「現実…3次元て事?まぁそりゃ好きな人欲しいっ思うよ?でもそれより楽しいことたくさんあるからいいかなって思うんだよ」
そう言ったあとあいかと美那はそこら辺にあった紙とペンを取り何かをこそこそ書きだした。