迷走ガール!!
ここ最近で変わった事といえば、二人に普通の女の子になると誓った事。

そして、あの選手宣誓のような契約書にサインしたこと。


後は、美那が鬼畜だったこと。




「おはよーう二人とも。あの化粧品どうすればいいの?」

来て早々二人に問いかけた。

「そーだよね、今日は、私が持ってるメイクの本をかほにプレゼントするために持ってきたの。」

と言って差し出された大量の本。まぁここまでばっちりメイクが出来ている美那には必要なさそう。

「まずは、これを見て自分がきれいになった姿をイメージしてどんな感じになりたいかを想像するの。」


イメージですか?…うーんまだわかんないわ。

「ありがとう。」

中を開いてみると、まさに顔面が塗り絵状態。

「でも、かほってさ土台がいいからナチュラルでもいいんじゃない?」

あいかが頬杖をつきながら言う。
「だよね?無駄に肌綺麗だし」

無駄って何だ無駄って…
まぁがんばりますとも


「あっ月・水・金は、毎週かほの家に行くって決まったから」

「どうして、勝手に決めちゃてんの」

「だって、メイクの勉強しなきゃでしょ?」

だってじゃないよだってじゃ
どうせ、また猫夜叉様をそのお尻で踏み潰す気でいるんだろう。


「じゃ明日行くからお菓子よろしく〜」

私の友達ってどうしてこんな人の意見を聞かないんだろうか?

半分諦めて自分の席について、バックの中身から教科書などを取り出した。

< 16 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop