迷走ガール!!
支えてくれた人を見上げた…
橋本くん?(悪魔)
学校とは少し雰囲気の違う橋本くんが私の肩を支えて不気味な笑みを浮かべていた。
「ヒール慣れてないんでしょ?無理してそんなの履いてくるからコケそうになるんだろ。」
「ありがとう」
一応お礼をいっておこう。
なんで初対面からあんまりたってないのにこんなに馴れ馴れしいんだこの人
しかも、こんなめかし込んだ姿見られるなんて!
絶対馬鹿にされる。
逃げなきゃ!
でも、がっちり肩を掴まれていて逃げることは出来なかった
橋本くんを改めて見ると
周りは薄暗いというのに一人だけオーラがおかしい
ほら、今そこにいるお姉さんがこっち見て指差してるよ
これ絶対橋本くん指差して
あの男の人かっこよくない?とかいう会話してるよきっと
「こんなところで何してたの?」
「買い物だけど?」
「ふ〜ん…でも、その袋すごく大きくない?何が入ってんのかな」
さっき買ったフィギュアを指差されビクッとなる私
女の子になるって決めたのに、こいつにこんなの買ってるのみられたら。
きっと
重森さんって、アニメオタクなんだって言う噂を流されるにちがいない。