迷走ガール!!
オイオイ、落ち着けかほ!あれはアレだあの、その〜愛を確かめ合う儀式だ。うん儀式は何においても大切だからな。
って、何考えてんだ。
てか専門学校で何やっちゃってんだよ〜あの人たち何の専門家になりたいの?
職員室の扉を軽くノックして開く
「ST学科の重森です。資料を届けにきました。増田先生はいらっしゃいますか?」
増田先生は私たちの担任でとてもフレンドリーで人気がある。
先生は特徴の急ぎ足でこちらに近づいた。
「おう、ありがとな重森。どうだ?学校やクラスには慣れたか?」
先生は資料に目を通しながら喋りはじめた。
「まぁまぁです。」
実際私たちのクラスは男女の壁かとても厚く必要最低限言葉は交わさない。
「そうか、まぁ慣れて勉強も上手くいくといいなっ!あれ?重森あと一冊足りないぞ」
「あっ!」
忘れてた…図書室事件のせいで探せなかったよ
「すみません…」
「まぁいいだろう、残りは先生が持ってるものでなんとかなるから。重森ありがとなっじゃ今日の授業で」
「はい、失礼しました。」
バタンッ
まだ朝なのに物凄く疲れたのは気のせいかな?
てか、今日図書室にいたあの二人は誰だったんだろう…顔直視出来なかったから解らなかった。
この自問自答は誰にも知られる事なくかほはまた教室へ戻った。