放課後の夏祭り 【短編】

~放課後~


私はいつもどうり1人で帰ろうとしていた。


 「帰ろっかな~」


と、呟きながら荷物を手に取った
そのとき、蒼井くんの姿が目に入った。


 「蒼井くんどうしたの?帰ったんじゃないの?」


 「お前のこと探してたんだよ」


その言葉が嬉しい。 
たったそれだけのことで顔がニヤけてしまう。


 「今日これから暇?ってか暇だよな?」


 「別に暇なわけじゃ・・・」


 本当は暇だよ。なんか悔しい!
 私はいつでも暇みたいじゃん!


 「わかったわかった。じゃ行くぞ!」


蒼井くんはそう言うと
私の手を引っ張って歩き出した。





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