モデルと不良少女のモデルさん
「……姫香……
俺…「私ね…頑張ったんだよ?」
「え…?」
私はさっき言えなかった事を全て言う事にした。
「私はずっと前から月夜を待ってたの。
モデルをやったのも月夜が会いに来てくれるかもしれないからやった。
あの地味な姿だって、目立たない様にしてあまり男と関わりを持たない様にして月夜だけをずっと想ってきたよ。
鏡花水月も月夜が居なくなってからも私が一人で月夜の分まで頑張ったの。
私、族の事になると、口調を男っぽく変えるようにもしたよ?
女の総長一人で仕切ってるって思われると舐められるっておもったから。
せめて口調でもって思って。
でもね、口調も仕切り方もどうしても月夜に似ちゃうの。
どうしてかな?」
「ぐすっ……好きなっ人だって…作らない…ようにしたよ?
ヒックっ……ずっと…ずっと月夜が…グズ、好きでっいたよ?」