モデルと不良少女のモデルさん
第二章
最悪な仕事…。
カツカツ
私のハイヒールの音が響く。
私は学校でいる姿ではなく、
髪をおろし、眼鏡を取り、化粧をしている。
ガチャ。
私は打ち合わせをする部屋の扉を開けた。
「おぉ、HIME、来たか。」
監督が言う。
「はい!
今日もよろしくお願いします。」
ニコっ
私はそういって営業スマイルを見せた。
私は今からCMの撮影がある。
「今日も
気分が良さそうだな。」
「はい! ところで、
今日私と共演する方って誰ですか?」
「あぁ、今人気の、
リュウだよ。」
「あ、そうなんですか。
……って、えぇ!!??」