君が好き


その時、一時間目が始まるチャイムが鳴った



「やばっ、早く行かないきゃ!」



「そうだね!」



そう言って私を置いていこうとする



正直助かった…



私一人じゃあの二人どうもできなかったしね…



…怒りは爆発しそうだったけど…



お腹が痛いのを押さえながら立ち上がろと力を入れた時



さっきの女の子たちは部屋から出ていなく、私の元へ戻って来て



「これ、おみやげ…」



と耳元で呟いた瞬間、激しい痛みが身体中を走った



二人の甲高い笑い声が聞こえる



それが今の私の最後の記憶……





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