君が好き
日向くんが部屋から出て行った後、私はあのまま寝ちゃってたんだ…
しかも3日間もたってるなんて…信じられない
私には昨日のことのようにあの日が思い出せるのに…
「私、結局みんなに迷惑かけちゃったね…」
「気にしないでよ、光」
「そうそう、それにあたしたちは迷惑だなんて思ってないよ」
「…そっか、ありがと、奈緒、花」
「光が無事でなによりよ」
にっこり笑う奈緒と花
二人の目元はまだ赤かったけど…
「おい、日向も光に何か言ってやれよ」
「……」
北条くんがずっと突っ立っていた日向くんに話をふりかけるけど、日向くんは無言のまま部屋から出て行った
「日向くん…?」
何かあったのかな…?
出て行った日向くんの後を北条くんが追いかけていく
残ったのは奈緒と花と私の3人だけ…