君が好き
そしてそのまま固まってしまった様子だった



私は心配になり



「大丈夫…?」



と、恐る恐る聞いてみた



すると、我に帰ったかの様に北条くんの体は一瞬ビクッとして、私を見つめた



「どっか悪いとこがあるの?」



そう言いながら腕に触れようとした瞬間、北条くんは真っ赤な顔で



「な、なんでもねぇー!」


と、叫んでそのまま走って行ってしまった



「なんだったんだろう…?」



首をかしげながらそう一人で呟き、家の中へ入った




ーーーー…



7:00



私は一人、ご飯を食べ終え、学校に行く準備をしながらゆっくりソファに座っていた



『今日は晴れのうち、雨でしょう』



天気予報を見ながら



「お母さ〜ん、今日傘いるって〜」



バタバタと、急がしそうに廊下を歩くお母さんに伝える



「あらあら、いや〜ね〜。洗濯物が乾かせないじゃないの〜」



と、言いながら洗濯物を回している




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