君が好き



やっぱり!



「き、キス…した!?」



「正解
光が可愛いい顔するから…」



「か、かわいい顔って…」


どんな!?



といいかけようとした時、また軽くキスをされた



「その顔、反則だろ…」



片手で顔を隠す日向くん




もう耳まで真っ赤だ




なんて…人のこと言えないと思うけど…



「光…」



私のほほに手を添えながら眼を細め微笑む



ヤバイ…



いきなりのことでフラフラしてきた…



「明後日デートしよっか…?」



……え?



その言葉を聞いた瞬間、フラフラしていた私の視界と頭はビシッと元に戻った


「デート?」



「うん、退院祝いにどうかなって!」



退院祝い…



嬉しい!



最近いろいろバタバタしててゆっくり休んでなかったから、ちょうどいい機会かもしれない…



「ダメ?」



首をかしげる日向くんに、私は



「ダ、ダメなわけないよ!」



と両手をふりながら少しあたふたして笑顔で言った



「よかった
じゃぁ今日はもうゆっくり休むか、寝ろよ?
またなー」



くしゃくしゃと私の頭を撫でて笑顔で手をふりながら帰っていく



もうっ、と思いつつも自然と口元がゆるむ



「明後日デート、か〜」


ワクワクした気分で家に入った




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