君が好き
二人で歩きながら楽しく行く



そんな時、



「ねぇ、光」



「ん、何?」



突然真剣な顔をして聞いてくる奈緒



「…日向くんとどうなったわけ?」



「え…」



いきなりのことに硬直する


「…光?」



ハッと我に帰り、唖然とした顔で奈緒を見る



額から首へ、一筋の汗が流れる中、二人の間は静かな沈黙が流れた



ーーーー…



何秒…いや、何分たったんだろう…?



かなりの時間がたった様な気がする…



そして、私がようやく何かを言いかけようとした時



「光〜!」



また、誰かが私を呼ぶ声と同時に、背中に何か重たい物が乗っかった



「うわっ」



いきなりで、バランスを崩した私は、地面にしりもちをついた



奈緒も驚いて、眼を丸くしていた




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