君が好き

本当の気持ち



「チュンチュン」



ん…朝…?



「あ、光ちゃんおはよう!」



「…おはようございます…」



ビックリした…



「体調は大丈夫そう?」



「はい…」



「良かった、朝ご飯食べれる?」



「はい」



「じゃぁ持ってくるから待っててね」



笑顔で由佳里さんは階段をおりて行った



…何時?



ケータイをつかみ時間を見る



9時13分



うん、ちゃんと朝だね



中を開くとメールが来ていた



奈緒と花



月曜日に二人にも話そうかな…











「お待たせ〜、光ちゃん!」



「ありがとうございます」


「う〜ん、だからね、同い年なんだし、敬語はやめてくれるかな〜?」



苦笑いして言う由佳里さん


「ごめんなさい、努力はしてみます…」



「うん、がんばって!」



由佳里さんはキレイだし大人っぽいからついつい敬語で話してしまう



その方が自分的にもしっくりくるんだけど…



由佳里さんが嫌だって言うなら、努力はしてみよう…


カタンっとテーブルに置かれたのは、お皿に盛った美味しそうな焼きそば



「キュ〜〜」



……



「ふふふ、お腹空いてたのね
まだあるからたくさん食べてね」



「はい…」



は、恥ずかし〜!



そういえば昨日の夜から何にも食べてなかったんだっけ…?



お腹がなるはずだよね…



「いただきます」



一口そばを口に運ぶ



見た目通りすごくおいかった…





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