君が好き
「ごちそうさまでした」
「おそまつさまでした!」
由佳里さんは私が食べている時もニコニコして見ていた
今もニコニコと食器をかたずけている
何でそんなに笑顔でいられるんだろう…?
私にはわからなかった
「あ、私も手伝いますよ?」
「いいのいいの、光ちゃんはゆっくりしてて」
「はぁ…」
肩をもたれ、ストーンと座らせられる
由佳里さん、明るいし優しいし、キレイだし…
きっとモテるんだろ〜な〜
……って私は何を考えてるんだろ!
「はい」
「ありがとうございます…」
「何ですって?」
うっ、笑ってるのに恐い…
「あ、ありが…とう…」
「ふふふ、どうぞ」
由佳里さんって、いい人だけど決めたことに関してはちょっと恐いかも…
由佳里さんに渡されたコップを受け取り、口に運ぶ
中身はオレンジジュース
「ふぅ…」
一息つく由佳里さん
その声意外、静まり帰っていた…