君が好き
ということでお昼、買い物のに行くついでに日向くんの家に行くことになった…
「まっ、待ってください由佳里さん!
私まだ心の準備が…!」
「何言ってるの!
さ、早く聞きに行くわよ!」
「由佳里さ〜ん…」
由佳里さんにひこずられながら日向くんの家へと向かって行く
「ふんふんふ〜ん♪」
…何だか由佳里さん楽しそうだった
私なんて緊張と不安で一杯なのに…
「日向〜、いる〜?」
ピンポーン、とベルを鳴らしながらイヤホンにしゃべる
日向くん家も結構でかい…
…って、えっ!?
もう着いちゃったの!?
ま、待って!
まだ準備が〜!
「由佳里…?」
ガチャっと出てきたのは当たり前だけど、日向くんだった
私はつい、隠れるように由佳里さんの後ろに隠れてしまった
「どうしたの?
由佳里が家に訪ねてくるなんて…」
「ん、ちょっとね
それより日向、もうちょっとこっち来てくれる?」
「あぁ…」
片手で開けていた扉を閉めて、こっちに近づいてきた
どうしよう!
心臓がすごくドキドキしてる!
「で、何?」
「今日は日向と話して欲しい子いるんだけど…」
「え……?」
さっと、よける由佳里さん
由佳里さんがよけて、私は日向くんの前に現れる形になった…