君が好き
「光〜、おはよ〜!」



スリスリと私の頬に自分の頬をスル



「ちょ、ちょっと花!
いつもその登場の仕方はビックリするからやめてって、言ってるじゃん!」



突然のことに驚いた奈緒もすぐ顔の色を変え、今度は赤くなりながら、鬼のぎょそうの様な顔になった



けど、花は



「あれ、奈緒さんもいたんだ〜。
ごっめんなさ〜い。
私、光しか見えなかった〜」



…なんともワザとっぽい言い訳…



その言葉を聞いた奈緒は、ますます怖くなる…




相馬 花



この子は高校に入ってから新しく友達になった子



なぜか私は入学式の時から花に好かれていた…らしい…



いつも奈緒を怒らせては、その反応を楽しんでいる様子



でも奈緒が嫌いな訳じゃない
奈緒も別に花のことは嫌いじゃないみたいだし…



まぁ、ケンカするほど仲がいいっていうし、ある意味いいことなんだと思う…




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