君が好き
皮肉だ
光を好きなことに変わりはないのに、俺じゃダメだなんて…
「くっ…!」
「和希…」
俺を呼ぶ日向の胸ぐらを離した
ガタッとうしろにある机に座る
日向も倒れていた体勢から起き上がった
「悪い日向…感情的になった…」
「いや…」
日向に謝ってから冷静さを取り戻す
はぁ、俺は何やってんだか
日向と光が別れたんならラッキーじゃねぇか
これで光もフリーになったわけだし…
心おきなく告白できる…
なのに、何で二人の仲を戻そうとしてんだ、俺は…