君が好き

告白



【光】


「…で光、日向くんと別れたの…?」



「うん」



「うんって…あっさりしてるね…」


まぁ、まだ諦めはついてないけど、少しずつ忘れていかなきゃいけないから冷静でいよう…



と思った




「けどまた日向くんがあの瞳さんとよりを戻すとは…どういうこと?」



「分かんない」



そんなの、私の方が聞きたいよ…



最後の一口のタコさんウインナーを口に入れる



「ねぇ、光はこれからどうすんの?」



「…え、どうするって…?」



「このまま日向くんと別れていいの?ってこと」



お弁当を包みながら聞いてくる花



何だか由佳里さんと似たようなことを言っている



「いいよ
日向くんにフラれちゃったわけだし、しつこくしてたらそれ以上嫌われちゃうかも知れない…」



日向くんに会いに行った時も、話聞いてもらえなかったし…



「いくら私が日向くんのことを想ってても、もう戻れないんだよ
だから、このままでいいの…」



「「光…」」



「……さっ、これでこの話は終わりにしよ!
ほら、チャイム鳴るよ?」



これ以上話すのが辛くて、話をそらした




お弁当を包み終わり携帯の時間を見せる



「あ、ホントだ!」



「あと五分で鳴るじゃない!」



急いで倒したお弁当を拾って片付ける奈緒



私と花も手伝ってあげた




そうこうしている内に、昼休みが終わるチャイムが鳴った






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