君が好き

忘れられない気持ち



家に帰ってすぐ二階に上がりベッドの上に倒れた



「はぁ〜、もうどうしたらいいのかわかんないよ…」


ボソッと呟き目を閉じた











「…光…光…」



「ん…」



ゆっくりと目をあけると、そこはすべてが真っ白の空間だった




「…ここ、どこだろ…」



頭がボーとして意識がまだハッキリしない



「光…」



遠くの方で呼ばれた気がした



「…誰?」



そう聞いてみたが、返事は返ってこない




「ねぇ、誰?」



もう一度聞いてみた



すると、うっすらと人影が現れて



「光…ごめん…」



聞いたこととは違う答えが返ってきた



「ごめんって…」



なんのこと?



何を謝ってるの?



あなたは…誰?




「…俺は、光を幸せにできない
俺と一緒にいると、光を傷つけてしまうから…」



一緒にいるとって…



「…もしかして日向くん?」





< 168 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop