君が好き
ーーーー…



三人でワイワイしながら教室に入る



すると、今までクラスもにぎやかだったのに、入ると同時にピタッっと声がやみ、静かになった



みんなの視線が一斉に私たちに向けられる



「な、何…これ」



最初に声を出したのは花だった



向けられている顔は、みんな無表情



私たちの笑顔も一瞬で吹き飛び、嫌な沈黙だけが流れた…



「ね、ねぇ、どうしたの、みんな…?」



とまどいながらも二人の前に出てきて聞く奈緒



な、なんでみんなこっち見てるんだろう…



みんなの視線に背筋がゾクッとする



そんな時、みんなと一緒に私たちを見ていた一人の女の子が口を開いた



「…なんで、あんたなんかが…」



ボソリと、小さな声だったけど、私にはハッキリ聞こえた



けど、なんのことかまったくわからない



みんなと、私たちの沈黙は続く…



すると、後ろから



「おはよ、光!」



と、聞き覚えのある声が聞こえた



バッっと振り替えってみると、そこには…



日向くんと北条くんがいた


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