君が好き



「日向くん…」



さっきまで瞳さんが座っていたイスに腰かける





「ねぇ、眼を覚まして、日向くん…」




そっと日向くんの頬を触ってみる




日向くん…




生きてる




それが分かっただけでも良かった



頬を触って確認できた




でも、危ない状態…




まだ気を緩むことは許されなかった









眼を、覚まして…





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