君が好き
あぁ、よく少女マンガとかって、こーゆー展開よくあるよね…



てゆーか…



わかんないから聞いてんのにな…



私は今この状況で恐怖と、なにかイライラしたようなものが入り交じっていた



何も言わず、下を向いて黙りこんでいると



足をおいてきたストレートの髪の女の子が、足を地面に下ろした



かと思うと、今度はグイッと胸ぐらを掴まれ、眉間にシワを寄せて、顔を近づける



そして、少し低い声で



「教えてあげようか?
なんであんたがこんなことされるのかを…」



耳元で薄ら笑いをしながら聞いてきた



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