君が好き
「どこからそれ手に入れたの…?」



ストレートの髪の女の子が訪ねる



「これ?
俺らのクラスの男子に決まってんじゃん」



ニヤッと笑う北条くんとは反対に



「…くそ、あいつら裏切ったな!」



険しい顔をする女の子たち


「どーしよー、絶対日向くんにこのこと知られちゃったよ〜」



「日向くんに嫌われたらど〜しよ〜」



後ろにいた女の子の大半は、泣きべそをかいていた



「ちっ」



ポニーテールの女の子は舌打ちをし



その場から離れようとしていた



それを見たストレートの髪の女の子は



「これですむと思うなよ!」



と捨て台詞を言ってその場を離れた



いきなりのことで、置き去りにされた他の女の子たちも、彼女の後を追いかける



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