君が好き

元カノと幼なじみ


話もひときり片づいた



「じゃあ光、また明日ね」


「じゃ〜ね〜」



教室で奈緒と花と別れる



さて、私も日向くんと帰ろっかな



教室をキョロキョロすると、日向くんは他の男子と廊下側でしゃべっていた



今話かけるのもじゃまだろうし、ここで話終わるまで待ってようかな…



そう思い、私は自分のイスに座って日向くんをまった





ーーー……




「…り」



ん…



「…ひかり」



誰か、呼んでる…



ゆっくり目を開けると、目の前にニッコリ微笑んでいる日向くんの顔があった


ビックリして、ガバッと起き上がる



「おはよう、光」



ハハハと笑う日向くん



「お、はよ…」



キョトンとして返事を返し、周りを見わたした



すると、外はもう夕日出て沈むころだった



「ご、ごめん日向くん!
こんな遅くまで!」



慌てて日向くんに謝る



「いや、気にしないよ
それに、いいもんも見れたしね」



ニコニコとしている



「いい…もの?」



日向くんが言う、いいものとは何かわからなく、首をかしげて聞く



すると、日向くんが近づいてきて、耳元で



「光の寝顔」



と、何とも甘く優しい声で言われる



「……っ!」



一気に赤くなる
そう自分でも感じた



「ハハハ!」



無邪気に笑う日向くんは、本当にかわいかった



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