君が好き

ーーーー…



次の日、私は勇気を振り絞って学校へ向かった



昨日あれから奈緒と花はゆっくりうちで過ごして、晩ご飯も食べて帰って行った



けど……



あぁ!



日向くんにあったらどんな顔して会えばいいんだろう…!



昨日心配してるってメールが来たけど、



あれは本当…?




結局私はメールを返す勇気もなくて、返さなかったし…



失礼なことしちゃったな〜…



私は1人、学校に行く道で気分を沈みこませながら歩いていた



そこへ



「光〜、おっはっよ〜!」


そういって飛び付いてきたのは、花だった



びっくりして声が一瞬出なく



「あれ光、反応薄いな〜」


なんて言われた…



「こら花!」



花の後を追ってきていたかのようにみえる奈緒は、私たちの側にきたかと思うと、ベリッと花から私を離した



「も〜奈緒〜、入って来ないでよ〜
せっかくのわたしと光のイチャラブの時間が〜」



と、ぷぅと右頬を膨らましてムッとする



「そんな時間があるんだったら、早く学校いくよ!」


スタスタと先を歩いて行ってしまう



「あ〜待ってよ、奈緒〜!」



…なんだかこういう光景、前と同じだ…



なつかしいなぁ…



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