君が好き


「…何?」



私は前の時より、少し警戒心を持って二人に聞いた



私は壁側に後ずさる



けど、二人は後ずさる分だけ近づいてきた



体が壁に当たる



「…ストレートに聞くけど、あんた日向くんと別れたの?」



突然の言葉だった



私は一瞬何を聞かれたのかわからなかった



我に戻るまで黙っていたら


「聞いてんの!?
日向と別れたかって言ってんの!」



イライラしたのか、ポニーテールの子が、左手をバンッと私の顔の数センチ横を叩いた



怖い…



廊下だからって甘く見ていた



奈緒も花も北条くんもまだ上がって来ない…



怖いよ〜!



私は今にも泣き出しそうだった



体がブルブル震える




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