君が好き
まぁ、光の家での行動見てたらわかるもんだろ
「…マジで言ってんのか?」
「あぁ、大マジ」
もういいや
俺は俺のやり方で光の側にいるって言ったからな
俺の思い、日向に言ってもいいだろ
「日向、これからはライバルだな」
意地悪くニヤッとして笑う
「ライ……バル」
「そ、もう日向と光は付き合ってるけど、俺諦めないから
じゃ、また明日な!」
「ちょっ、和希!?」
言うことだけを言って、
手を振りながら走って帰る
後ろではいきなりの展開で混乱しているのだろう、日向は走り去る俺に手を伸ばしながらとまどっていた
今までは親友の仲だった
けど、明日から俺たちの仲はライバル
どんなことがあろうと、俺は簡単には光を諦めない
日向、悪いな…
走って行くなか、冷たい風が肌に当たる
明日をワクワクしている俺には気持ちよかった