君が好き


【光】



「う……ん……」



ムクッと体を起こす



鳥がチュンチュンと鳴いている



朝……



「あれから寝ちゃったんだ……」



昨日、いろいろあって疲れていたのだろう



二人が帰ってご飯を食べた後、ソファに座ってからの記憶がない



……ていうか、今何時?



ふと時計に目をやる



時刻は6時15分ぐらいを指していた



通りでまだみんな起きてきてないわけだ…



ボーとする頭で自分にかけられた毛布に気づく



尋がかけてくれたのかな?


今は9月ぐらいで、結構寒くなってきている



あのまま何もかけずに寝ていたら多分私は風を引いていただろう



「ありがとう、尋…」



微笑んで呟く



よし、目も覚めたし、学校行く準備しよ




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