君が好き


何だか昨日のダルさがウソのように今日は足どりも軽い



何か、今日は学校が楽しみ!



1人ワクワクしながら歩いていると



「光、何かいいことでもあったの?」



後ろから肩をポンッと叩かれながら聞かれた



「あ、奈緒
おはよう!」



いつもより元気にあいさつをする私



「おはよう、光」



奈緒も笑顔で返してくれる


「で、何でそんなに笑顔なの?」



「私そんなに笑顔だった?」



「うん、すごくね」



クスクスと手を口元に持っていきながら笑う



他の人にもわかるぐらい、私はたぶん日向くんと仲直り?できたのが嬉しかったのだろう



心の中は冷静でもやっぱり顔には隠せない



「ちょっといいことがあったんだ!」



「へー、どんな?」



「ふふふ、日向くんと仲直りできた!」



「そっか、よかったじゃない光!」



「うん!」



嬉しそうに笑顔で言う私に奈緒も笑顔で返してくれる


「あ、そういえば花は?」


「あぁ、花は今日先に行ったよ?
何かレポートするの忘れてたから朝急いでするんだって」



「そうなんだ
珍しいね〜」



「だね」



ハハハと笑いながらたわいもない話をして行く




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