運命
ザワザワ

教室はあいかわらず賑やかだ。


「今日の授業だりぃ」

「昨日のドラマみた?」

「ねみぃ」


クラスの中はそんな話題がとびかっていた。


「よいしょ」


光と月も自分のクラスの席に座っていた。


「月様、光様おはようございます!」

席につくと早速月と光は話かけられた。

「おっはよう!!」


「おはよう」

元気よくあいさつを返す月に対して光はそっけなくあいさつを返す。




話かけてきた少女はクラスメイトで月と光のファンクラブ?のメンバーの子である。


「実はですね、お二人に耳寄りな情報がありますの!」


テンションの高いまま二人に話かける。


「情報って?」


月は興味をもったようだクラスメイトの話を聞こうと耳を傾ける。


(興味ねえな…)


光はというと興味がわかないようで机に片膝をつき窓の外に広がる景色をみている。


光が上の空でいるうちに少女と月の話は進んでいた。












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