愛してるよ~!!愛してるって!!


総合受付けには、現在の葉子の姿の受付け嬢がいた。



「葉子!」



葉子は、美しい顔を向けて答えた。




「戸田葉子26才です。だけど本物では、ありませんから本物は今は寝てますよ。」




「ここは、どういう所かな?」




26才仮り葉子は、白い清潔なブラウスに黒のタイトスカートだった。


今の葉子のスタイルだ。




「ここは、戸田葉子のデパートと考えて下さい。
戸田葉子の事を、知りたければ全て揃えてるつもりです。

デパートでも記念舘でも良いのですが記念舘では亡くなった人みたいですからね。」




26才仮り葉子は、ニコリと笑った。




「では、この男性の階とは、なにかな?」




26才仮り葉子は、俺の顔をじっと見ながら言った。




「戸田葉子が、今まで関わって来た全ての男性データです。

身体の関係だけで無くてです。

しかし、本人がめんどくさくて消えてるデータも沢山ありますから。学生時代の同級生などは、ほとんど消えてますね。」

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