愛してるよ~!!愛してるって!!
葉子の舌を吸う力があまりにも強い為に俺は、葉子を引き離そうとした。
ところが、葉子の力は更に強くなり俺の舌を吸い込んだと思うと、あっという間に、俺の顔半分まで吸い込んだ。
俺は、こんなに葉子の口が、広がるなんてと、思いながら焦って葉子から身体を引き離そうと必死になった。
無駄な抵抗だった俺の、頭まで葉子の口の中に入る。
息苦しさは、不思議となかった。
上半身まで入ったようだった。
ズルズルと、下半身まで入りさかけて俺は足をバタつかせた。
俺が、目を開けると赤い光りが見えた。
全身が、葉子の中に入ってどこかを移動しているようだった。
不思議な、浮遊感があった。
俺は、一瞬気を失った。
目を開けると、光りがまぶしかった。
周りを見るとすぐ前に扉があり、白い壁に囲まれていた。