素直に好きと言えなくて
「か、華凜はもちろん来るよな?;;」
泣きそうな私を見て、
蓮がすかさずフォローをいれる。
「当たり前ですわ。
刹那、ご一緒するでしょう?」
そんな蓮の意図がわかったのだろうか。
華凜が優しく言う。
答えはもちろん決まっている。
「行くっ!!」
「決まりですわね♪」
「華凜も蓮も大好きっ!!」
「あらあら」
「俺たちもだよ。」
「下らん。」
龍が呆れて言った。
「大丈夫、龍は嫌いだから。」
「何が大丈夫だ、何が。」
華凜たちには素直なのに
どうして龍の前じゃこうなんだろう…
自分を殴りたい(part2)
「・・・蓮たちには好きとか言うくせに…。」
「?なんか言った?」
「別に。」
そう言った龍は
どこか不機嫌に見えた。