素直に好きと言えなくて
〜図書室〜
「これと…、あ、これもか…。」
私は掃除を済ませ、
図書室に来ていた。
渡されたプリントの内容は
比較的簡単で、もうすぐ終わりそうだ。
しかし。
「うっ…;;
と、届かない…;;」
身長が小さいため、
残りの2冊が高いところにあって
手が届かなかった。
椅子に乗っても届かないし、
取るための台もない。
「机に乗るわけにもなぁ…;」
「・・・何してるんだ。」
すると、後ろから声がした。