素直に好きと言えなくて



「龍ありがとう、愛してる。」


「お前の愛はいらんわ。」


言葉違うけど言えって言ったのは
あなたじゃないか。


「好きよりうえなんですが。」


「愛まではいらん。」


ひどすぎだろっ∑


「で?おちびさんはどんな本が欲しいんだ?」


龍は私にフルートを渡して
本棚へと向かう。


「それとあれ。」


「・・・ほら。」


程なくして、龍はその本を私に渡した。


「・・・ありがとう。」


「さっさと仕事済ませて
部活行けよ。
俺ももう部活行くから。」


龍はそう言うと、
私の頭を撫でて図書室をあとにした。


「/////反則・・・///」


私は頬を赤らめながら、
仕事を終わらして部活へ向かった。
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