素直に好きと言えなくて
「いやそうゆう話じゃなくて、
結局どうすればいいの?」
「なにがだ。」
「時間。」
「知らん。お前が決めろ。」
なんでだよ。
「・・・あら。」
ふと華凜が呟いた。
「華凜?」
「ここでお別れ、かな?」
蓮が曲がり角を指差して言う。
どうやらいつも別れる場所に来ていたみたいだ。
「そっか。
あ、華凜、日曜日のこと
またメールして?」
「わかりましたわ。
ではごきげんよう♪」
「じゃなー。龍日曜日頑張ろうな。」
「あぁ。」
それだけ言うと、
二人は道を曲がっていった。