素直に好きと言えなくて



「で?結局何時がいいんだ?」


龍が歩きだし、言う。


「いや龍の都合にあわせるけど。」


「朝6時。」


「まじか。」


「俺が無理だ。」


なら言うなよ。


「あーもうっ!じゃあ10時!!」


ヤケになって私が言った。


「・・・了解。
寝坊するなよ?」


龍が少し微笑んで言う。
私の都合に合わせてくれたらしい。


てかその顔反則だって!//


「きょ、今日もご飯食べに来るでしょ?」


私は恥ずかしくて慌てて話題を変えた。


「当然だ。
お前の飯はうまいからな。」


「着替えてくる?」

「いや。そのまま。」

「・・・そ。」


いつものように交わされる会話。
それはもう飽きるほどに。
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